VHS(またはVHS-C)からBD(またはDVD)作成【5】〜タイトルメニュー(PowerDirector編)〜

今回はPowerDirectorでテンプレートを作成して、利用する方法を紹介します。

  1. 「フル機能エディター」を選択する。
    フル機能エディターへ
  2. 「ディスク作成」タブを選択し、「メニューの環境設定」タブを選択し、「メニュー作成」を選択する。
    PowerDirectorメニュー作成
  3. メニューデザイナーが起動する。
    メニューデザイナー

メニューデザイナーは直感的に操作ができるので、ここでの詳細の説明は省略します。
代わりに、CyberLinkの公式ページのチュートリアルを提示しておきます。

ただ、このPowerDirectorで作成できるテンプレートにもかなり制限があり、細かいところに手が届かないところがありました。
ここでは、2点ほど気に入らなかった点を泥臭く解決したので、紹介しておきます。

まず、1点目。メニュー内で作成されるサムネイルに表示される映像は、元映像の内側をトリミングするような形で表示されます。
かなり内側をトリミングしてしまうので、見た目残念な場合があります。
例えば、
元映像
のような映像を普通にサムネイル化すると、
残念なサムネイル
となってしまいます。
このトリミング枠をもっと外側へ広げたい場合、作成したメニューが保存されている
【ドライブ名】:\Users\yo\Documents\CyberLink\Custom Menus\3.0\Menu_XXX
のframeフォルダのstd_frame.xmlを修正します。(XXXは通し番号)

<FRAME ID="2" image="FM25.png" image_16v9="FM25_16v9.png" mask="FM25M.png" mask_16v9="FM25_16v9M.png" StereoSource="MONOSCOPIC">
    <CONTROLPOINT ID="1" left="0.000000" top="0.000000"/>
    <CONTROLPOINT ID="2" left="1.000000" top="0.000000"/>
    <CONTROLPOINT ID="3" left="1.000000" top="1.000000"/>
    <CONTROLPOINT ID="4" left="0.000000" top="1.000000"/>
    <CONTROLPOINT_16v9 ID="1" left="0.000000" top="0.000000"/>
    <CONTROLPOINT_16v9 ID="2" left="1.000000" top="0.000000"/>
    <CONTROLPOINT_16v9 ID="3" left="1.000000" top="1.000000"/>
    <CONTROLPOINT_16v9 ID="4" left="0.000000" top="1.000000"/>
</FRAME>

この元コードを

<FRAME ID="2" image="FM25.png" image_16v9="FM25_16v9.png" mask="FM25M.msk" mask_16v9="FM25_16v9M.msk" StereoSource="MONOSCOPIC">
    <CONTROLPOINT ID="1" left="0.056250" top="0.168750" />
    <CONTROLPOINT ID="2" left="0.947500" top="0.168750" />
    <CONTROLPOINT ID="3" left="0.947500" top="0.831250" />
    <CONTROLPOINT ID="4" left="0.056250" top="0.831250" />
    <CONTROLPOINT_16v9 ID="1" left="0.056250" top="0.250000" />
    <CONTROLPOINT_16v9 ID="2" left="0.947500" top="0.250000" />
    <CONTROLPOINT_16v9 ID="3" left="0.947500" top="0.753750" />
    <CONTROLPOINT_16v9 ID="4" left="0.056250" top="0.753750" />
</FRAME>

のようにFRAMEタグのmask、mask_16v9属性値(.png->.msk)、CONTROLPOINTタグのleft、top属性値を修正します。
結果、
OKなサムネイル
のように改善されます。

2点目。シーン画面で表示されるナビゲーションボタンの選択状態の表現が、緑色のバーしかないため、緑背景時には選択状態が分かりにくくなってしまいます。
20140323_select_ng

この形状と色を変更する方法を見つけました。
先ほどのframeフォルダと同階層のpcbgフォルダ内のPCBG_InvincibleHL.pngが形状を担っています。
20140323_select_bar_ng
黒色のPNG画像ですので、所望の形状を黒色で描いて保存してください。
例えば
20140323_select_bar_ok

色はhighlightのstd_highlight.xmlの00CC66(緑)を適切なRGB色成分に書き換えて下さい。
例えば、黄色にするなら、

<?xml version="1.0" encoding="UTF-16"?>
  <HIGHLIGHTLIST>
    <HIGHLIGHT StereoSource="MONOSCOPIC" color3="000000" color2="000000" color1="000000" textColor="000000" textColor_grayscale="000000" bkcolor_grayscale="000000" bkcolor="000000" highlightIcon_grayscale="" highlightIcon="" image_grayscale_16v9="" image_16v9="" image_grayscale="HL1" image="" ID="1"/>
    <HIGHLIGHT StereoSource="MONOSCOPIC" color3="00FF00" color2="FFFF00" color1="00CC66" textColor="FF00FF" textColor_grayscale="FF00FF" bkcolor_grayscale="FFFFFF" bkcolor="FFFFFF" highlightIcon_grayscale="" highlightIcon="" image_grayscale_16v9="GHL25_16v9.png" image_16v9="GHL25_16v9.png" image_grayscale="GHL25.png" image="GHL25.png" ID="2"/>
    <HIGHLIGHT StereoSource="MONOSCOPIC" color3="00FF00" color2="FFFF00" color1="00CC66" textColor="FFFFFF" textColor_grayscale="FFFFFF" bkcolor_grayscale="FFFFFF" bkcolor="FFFFFF" highlightIcon_grayscale="square_shape.png" highlightIcon="square_shape.png" image_grayscale_16v9="" image_16v9="" image_grayscale="HL1_user.png" image="HL1_user.png" ID="3"/>
    <HIGHLIGHT StereoSource="MONOSCOPIC" color3="00FF00" color2="FFFF00" color1="FFFF00" textColor="FFFFFF" textColor_grayscale="FF00FF" bkcolor_grayscale="FFFFFF" bkcolor="FF00FF" highlightIcon_grayscale="GIcon.png" highlightIcon="Icon.png" image_grayscale_16v9="" image_16v9="" image_grayscale="HL1_user.png" image="HL1_user.png" ID="4"/>
</HIGHLIGHTLIST>

<?xml version="1.0" encoding="UTF-16"?>
  <HIGHLIGHTLIST>
    <HIGHLIGHT StereoSource="MONOSCOPIC" color3="000000" color2="000000" color1="000000" textColor="000000" textColor_grayscale="000000" bkcolor_grayscale="000000" bkcolor="000000" highlightIcon_grayscale="" highlightIcon="" image_grayscale_16v9="" image_16v9="" image_grayscale="HL1" image="" ID="1"/>
    <HIGHLIGHT StereoSource="MONOSCOPIC" color3="00FF00" color2="FFFF00" color1="FFFF00" textColor="FF00FF" textColor_grayscale="FF00FF" bkcolor_grayscale="FFFFFF" bkcolor="FFFFFF" highlightIcon_grayscale="" highlightIcon="" image_grayscale_16v9="GHL25_16v9.png" image_16v9="GHL25_16v9.png" image_grayscale="GHL25.png" image="GHL25.png" ID="2"/>
    <HIGHLIGHT StereoSource="MONOSCOPIC" color3="00FF00" color2="FFFF00" color1="FFFF00" textColor="FFFFFF" textColor_grayscale="FFFFFF" bkcolor_grayscale="FFFFFF" bkcolor="FFFFFF" highlightIcon_grayscale="square_shape.png" highlightIcon="square_shape.png" image_grayscale_16v9="" image_16v9="" image_grayscale="HL1_user.png" image="HL1_user.png" ID="3"/>
    <HIGHLIGHT StereoSource="MONOSCOPIC" color3="00FF00" color2="FFFF00" color1="FFFF00" textColor="FFFFFF" textColor_grayscale="FF00FF" bkcolor_grayscale="FFFFFF" bkcolor="FF00FF" highlightIcon_grayscale="GIcon.png" highlightIcon="Icon.png" image_grayscale_16v9="" image_16v9="" image_grayscale="HL1_user.png" image="HL1_user.png" ID="4"/>
  </HIGHLIGHTLIST>

のように書き換えます。
すると、
20140323_select_ok
のような感じになります。

これでそれなりに納得できるメニューを作成することができました。

次は、最後の手順、ディスクへの書き込みです。

VHS(またはVHS-C)からBD(またはDVD)作成【4】〜タイトルメニュー(PowerProducer編)

今回は、タイトルメニューについて紹介します。
タイトルメニューとは、

※サンプル映像にNHKクリエイティブ・ライブラリーを利用しています。
このようなものです。

PowerProducerPowerDirector
作成するBD(あるいはDVD)にタイトルメニューを設置することができ、
コンテンツへのアクセスが行いやすくなります。

タイトルメニューはテンプレートから作成します。
テンプレートは、

  • PowerProducerにプレインストール済みのテンプレート
  • CyberLinkのDirector Zoneというテンプレートダウンロードサイト
  • PowerDirectorによるテンプレート作成

などにより、入手できます。
プレインストール済みではあまりに選択肢がなさすぎるので、Director Zoneを覗いてみるべきだと思います。
それでもやはり納得するテンプレートがない場合は、PowerDirectorで作成することをおすすめします。

では、一通りの説明ができるように、

  • Director Zoneからテンプレートをダウンロードして、PowerProducerで利用する方法
  • PowerDirectorでテンプレートを作成して、利用する方法

この二つのストーリーを紹介します。

まず、Director Zoneからテンプレートをダウンロードして、PowerProducerで利用する方法です。

  1. 以前の投稿で紹介した動画取り込みを実施
  2. 「ディスク」画面にて「編集」の「メニュー」を選択する。
    メニュー設定へ
  3. 「メニューの設定」画面へ遷移するので、「追加テンプレートのダウンロード」を選択する。
    追加テンプレートのダウンロード
  4. Director Zoneがブラウザで起動するので(サインインして、)ログインし、所望のテンプレートを探してダウンロードする。(ダウンロードしたものはdzmという拡張子で保存されます。)
    Director Zonedzmアイコン
  5. ダウンロードしたものを実行する。
  6. 「メニューの設定」画面で「テンプレート」とを選択する。
    テンプレートへ
  7. ダウンロードしたテンプレートを選択する。(なければ、1度PowerProducerを再起動してみて下さい。)
    テンプレートを選択

テンプレートを決めた後は、BGMや文字列の内容や位置、色、フォント、また、サムネイルの位置変更が可能です。

メニューは階層になっていますので、階層を遷移しながら、各画面に設定を行う必要があります。
トップ画面からサムネイルの画面へ遷移するには「シーン」を選んで、「決定」をクリックします。
サムネイルの画面からは、「次のページ」「前のページ」「メインへ戻る」を使って、各画面へ遷移します。
メニュー間移動

最後に「OK」で完了です。

次回は、PowerDirectorでテンプレートを作成して、利用する方法を紹介します。